2012年3月12日月曜日

五月丘古墳

池田市中央図書館のすぐ裏辺りに古墳があることをご存知ですか。五月丘古墳は、大阪府池田市五月丘に所在する古墳である。この古墳は池田市にある五月山の南の麓に位置し、古墳時代末期に造られたと見られる。墳丘は以前は畑として利用されていたが、1955年ごろに農作業中に全長3.5m、幅0.9mの横穴式石室が発見され、古墳であることが判った。その後、1973年に大阪府教育委員会による発掘調査が行われ、石室内部から長さ195cm、幅46cmの棺が発見された。その他の副葬品は盗掘などにあったと考えられ、須恵器と土師器以外には出土されていない。調査の結果、直径約8m小円墳であることが推定された。その後、大阪府により保全・修復が行われ、石垣などに転用されていた天井石と側壁石を配置して再現された。被葬者はこの辺りを統治していた渡来人の秦氏とされているが、詳細は不明である。現在は石室を間近で見学できる。
副葬品として横穴式石室内部からの出土品として「棺」「須恵器」「土師器」が出てきているそうだ。
ここの古墳のように石棺がもろに見えているところは珍しい。
所在地・交通アクセス
大阪府池田市五月丘1丁目
阪急宝塚本線 池田駅から阪急バス「五月山小学校前」バス停下車すぐ



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