2012年4月17日火曜日

楠公寺

飯盛山楠公寺は、「妙春日祥法尼」によって、昭和25年に開山されました。開祖は明治6年生まれで、91年にわたる生涯を法華経と共に生きてこられた高僧です。「妙春日祥法尼」が能勢山中で、日蓮宗の布教に精進しておられた時に、南北朝時代の南朝の武将楠木正行公の御霊から、「法華経で我が魂を鎮めよ」とのお聲を賜りました。正行公は河内の武将、楠木正成公の長男です。1336年、父正成公は京都へ攻め上がる北朝の足利尊氏を湊川で迎え撃って討死。父の無念を晴らすために足利軍と戦った正行公も、12年後の1348年高師直の軍と戦い、四條畷で討死。「妙春日祥法尼」は正行公の御霊にかなうようにと、所縁の地の飯盛山に当寺を開きました。境内には鎧に身を包んだ勇ましい正行公の銅像が建立されており、いまも山上から河内の里を見守り続けています。尚、当時の号「楠公寺」は宰相、故池田勇人氏にご命名いただいたものです。楠公寺の祈祷本尊は、安産と子育ての神、さらに、行者守護、法華教護法の神でもある、鬼子母神。本堂にはその像を祀りしています。他に、楠公寺のあるここ飯盛山の守護神、黒龍大明神。法華経護法の龍神で、水や雨を支配する八大龍王が祀られていて、家内安全、身体健全を願う人々から崇め尊ばれています。
○楠公寺年中行事
一月五日初法要(正行公追善法要)
二月節分星祭
三月第四日曜日春季彼岸法要(無縁祭)
七月十八日開山第一世法要
八月二十四日地蔵祭
八月第四日曜日お盆法要(無縁祭)
十二月五日お会式法要法要日
毎月五日・十五日・二十日
住所 : 大阪府大東市北条2377-11


この寺に行く途中にこんなに細井山道がありました。足元には注意です。



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