2012年6月8日金曜日

桜ヶ丘古墳群

箕面市内に桜ヶ丘古墳群という古墳群があったことをご存知だろうか。新稲から桜ヶ丘あたりにかけてはいくつかの小規模な後期古墳(6世紀頃)で横穴式石室の円墳があって桜ヶ丘古墳群とか新稲古墳群とか、あるいは奈伊良野古墳群といわれていたらしい。明治初期に英国人のゴーランドと云う人が調査しているらしい。埋葬者については詳しく分からないが、6世紀にこの辺り(池田市から箕面市)に大きな勢力を持っていた秦氏(朝鮮半島からの渡来人の一族)の一族の関係者ではないかといわれている(現実に「池田市に畑(新稲のすぐ隣)という地名がある」「池田市内にある古墳で同時期に作られた古墳は秦氏を初めとする渡来人の関係者の墓ではないかといわれている」)。池田市・豊中市にある古墳は結構知られているようだがこの古墳群については余り知られていないようである。僕の親戚等に聞いてみてもあまりこの古墳群について知らなかったようである(僕が教えてはじめて知ったくらいだから)。現実に看板もなく、本で読んではじめて知ったくらいです
・桜古墳
箕面市桜ヶ丘2丁目
消滅
 ・中尾塚古墳○
箕面市桜ケ丘3-1-10
中尾塚古墳が立地する桜ヶ丘地域は古くから住宅地として開発されていましたが、古墳が所在する場所は林として残されてきました。ところが昭和45年(1970年)にこの地が住宅として開発されることになり発掘調査が行われました。調査により両袖式の横穴式古墳を主体部とする後期古墳であることが判明したそうです。残念ながら墳丘と石室の大部分が既に失われていましたが、須恵器の壷や杯、耳環等の遺物が出土したそうです。出土した須恵器からこの古墳は、6世紀後半に築造され、7世紀代まで何度か追葬他ものと考えられている。今現在は石が数個あるのみである。






 ・稲荷社古墳○
箕面市桜2丁目10
円墳、横穴式石室、石室は正丸稲荷神社の神殿となっている。








 ・髪切塚一号墳
箕面市新稲6丁目
消滅
 ・髪切塚二号墳
箕面市新稲6丁目
消滅、髪切塚遊園と云う小公園になっている
 ・新稲古墳○
所在地:箕面市新稲2丁目(栄松寺からスカイアリーナに上る道の横にある林の中に古墳がある)
>阪急バス新稲バス停すぐ
円墳、横穴式石室、盗掘あり、石室上部が露出している





 ・山口一号墳
箕面市新稲2丁目
消滅
 ・山口二号墳
箕面市新稲2丁目
半町池付近にあったらしい。消滅
 ・若宮一号墳
箕面市新稲3丁目
第1中学家庭科室下にあったらしい。消滅
 ・大谷塚古墳
箕面市箕面7丁目?
消滅


○のある古墳は現存。その他は消滅しているらしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。