2012年10月27日土曜日

小仏関所

小仏関所は、武蔵国と相模国の間に設けられた甲州街道のかつての関所である。現在の東京都八王子市にある。天和年間(1681年 - 1683年)に付近より現在地に移された。その跡地は、国の史跡に指定されている。八王子八十八景のひとつ。
○沿革
戦国時代に、北条氏照が小仏峠に設置した。富士見関所とも呼ばれた。 その後、1580年に小仏峠から、東側の駒木野の地に移された。そのため駒木野関所と呼ばれることもある。後北条氏の滅亡や、徳川幕府の五街道整備などを経て、1616年現在地に移る。八王子千人同心や関東十八代官の手代らが交代で務めていた。1869年(明治2年)の太政官布告により他の関所とともに廃止された。
○史跡指定
明治維新後に撤廃された関所であるが、現在も道路に接し、石垣などの遺構もあり、後世にのこす遺跡として保存すべき必要があるとして、1928年(昭和3年)1月18日に国の史跡に指定された。史跡管理団体は八王子市である。
○所在地
東京都八王子市裏高尾町

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