2014年12月21日日曜日

川端康成生誕の地碑

川端康成は、明治32年(1899)に、大阪市北区此花町に生れました。若くして両親を亡くして、大阪府内を転々としました。大正6年(1917)に作家を目指して上京。東京帝国大学文学部国文学科卒業。横光利一らと共に『文藝時代』を創刊し、そこで「伊豆の踊り子」を発表。新感覚派の代表的作家として注目されました。『雪国』『千羽鶴』『古都』など死や流転の中の日本美を表現した作品を発表し、昭和43 年(1968 )に日本人初のノーベル文学賞を受賞しました。しかしノーベル賞受賞後は、発表した作品は未完となった『たんぽぽ』の他には短編が数作品あるだけで、かなりの重圧に苦しみ、不眠なども悪化。昭和47年(1972)、仕事場にしていた逗子マリーナのマンションでガス自殺(遺書もなく、普段、あまり操作することのなかった暖房器具の使用ミスによるものという説もあります)を遂げ、満72歳で死去しました。
所在地:大阪府大阪市北区天神橋2丁目大阪天満宮付近

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