2016年6月24日金曜日

長瀬産業株式会社大阪本社ビル

1921年の第一次都市計画事業に基づいて拡張された四ツ橋筋にも、昭和初期に建てられた近代権でぃくがいくつか残る。かつて流れていた西横堀川と立売堀川が合流するあたりに建てられた、長瀬産業株式会社大阪本社ビルもその一つ。1832年創業の歴史を基長瀬商店(当時)が、関東大震災を機に耐震耐火の建築を計画した。設計したのは初代通天閣で知られる建築家・設楽定男。長瀬産業は事業拡大とともに、当初のデザインを引き継ぎながらも回収と増築を重ねてきたが、特に1982年に建てた10階建ての高層ビルは現代建築としても優れた作品となっており、一企業の沿革がひとつの街並みを形成して素晴らしい。
所在地:大阪府大阪市西区新町1-1-17




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