2016年11月18日金曜日

旧居留地38番館

旧居留地38番館は、兵庫県神戸市中央区の旧居留地にある歴史的建造物。名称にある「38」という数字は、外国人居留地時代の区画番号を意味する。 百貨店の大丸(現大丸松坂屋百貨店)が所有し、北側と西側に隣接する大丸神戸店の倉庫として使われていた。現在では、建築の価値を生かして店舗の一部として用いられている。1980年代、旧居留地が「最も神戸らしい街」に再生するきっかけとなる象徴的な建物の一つでもある。
○概要
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で1929年にシティバンク神戸支店として建設された。1階をシティバンクが使用、2階には独逸染料、バイエル薬品が入居、3階に帝国酸素が入居していた。その後2階のドイツ系2社が退去し、2階、3階を帝国酸素が使用した。南側正面に4本のイオニア式円柱と東側面に7本の壁柱および石積み外壁等の石造意匠を有したアメリカン・ルネッサンス様式の近代建築。仲町通りに面して大正時代築の外壁が残されている神戸大丸百貨店2号館・3号館と隣接しており、それらとともに100mにわたるクラシカルな外観で統一された街区を形成する。夜間は日没から22時までライトアップされる。
○建築概要
設計-ウィリアム・メレル・ヴォーリズ/ヴォーリズ建築事務所
竣工-1929年
改修-1988年
施工-竹中工務店
構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階
所在地-〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町40
近代化産業遺産(「旧居留地銀行ビル群、海岸通商業ビル群」の一部)
○交通アクセス
神戸市営地下鉄海岸線旧居留地・大丸前駅 徒歩すぐ
阪神本線元町駅徒歩5分
JR神戸線元町駅徒歩5分




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